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戸籍~勉強会 1/2

先日、相続の勉強会に行ってきました。

 

その時のテーマが「戸籍」でした。

以前にも勉強はした分野ですが、法律は改正するものなので定期的な勉強をする必要があります。

 

「戸籍」って一般的になじみが薄いような…。僕も学校で戸籍について習った記憶がないような。ふつうに暮らしていると本籍地を意識する機会もないと思います。

「戸籍」は出生地や自らのルーツを追うことができ(日本人・国内限定)、相続関係を証明する際に必要です。

 

前に相続の仕事で依頼人に戸籍を集めてもらったことがありました。「集める」です。相続などで戸籍を取得する場合、生まれた時(ぐらい)まで遡って調査が必要なものですが、これが改製などで年代によって戸籍の種類は異なったり、結婚、離婚などによる編製や転籍などもあり少し手間です。(人にもよりますが)数枚にわたり「集める」ものになってます。

 

【長く説明するとボロがでますので勝手にイメージ化~戸籍】

例えば、人は人生で何かしらの乗り物にのって生きているとして、そのバス(船でもいいよ)が戸籍、各便には乗客名簿(戸籍の内容)があって当人が記載されている、という事。1台のバス(船でも飛行機でもいいよ)につき1家族です。

戸籍の調査をする際は、年代ごとの乗客名簿からその人を見つけて便名を遡っていくイメージ。

 

でもこれがまた読めないんです!情けないことに。いや、日本語だから読めることは読める、ただ時間はかかるし不安になる感じです。過去に遡るにしたがって「手書き」になってきたりするので。慣れてないと文学作品の本が読みずらいのに似てるかもしれない。

僕が読むのに苦戦していると、高齢の依頼者さんの方がさらっと懐かしそうに読む時がありました(笑)

 

 

結論として、勉強会の成果として、戸籍調査は集めるまではお手伝いはします。 

 

でも最後のチェックは司法書士の方にお願いします。怖いので。

 

 

【言い訳ですが】

相続のコンサルは専門家さんとで組むチーム戦だと思ってます。 分割、法律、不動産、税、それぞれ問題の種類が異なるので、解決の目標を設定する。そして各専門家とその目標を共有する。

実際に、勉強会は各分野の専門家さんたちの集まりです。

 

そしてこれちょっと僕の場合、相続相談のときの方針でもあります。戸籍に限らず、資料を集めるまではなるべく依頼者本人にやっていただきます。そんなとこまで専門家に丸投げすると費用も掛かるし、なにより当事者意識が希薄になると思ってます。当事者の意識とか熱量といったそういうところの方が、専門知識なんかよりずっと解決に影響するような気がします。もちろん、時間的な制約がある時や依頼しないと解決できない場合は別です。

 

なんともゆるい感じもしますが、問題を「神棚へしまい込まない」ようにすることは、もっと大切です。

 

 

おつかれさま。